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自然との共生をテーマにしたオペラパーク(デンマーク)

5/15/2025

 
デンマークのコペンハーゲン市に2019年から2023年にかけて建設されたオペラパークは、21,500m2の広大な敷地面積を誇る。海洋国であるデンマークの伝統に敬意を表し、デンマークから世界へ広がるイメージを体現した構成になっている。世界の6地域を代表する庭園があり、デンマークのオークの森、イングリッシュガーデン、北米の森、北欧の森、オリエンタルガーデン、地中海庭園から成り立っている。それぞれの庭園に植えられた多種多様な植物は、公園が多様な鳥や昆虫の生息地として機能することを可能にしている。また、公園と駐車場は持続可能で経済的な運営が可能なようにしており、植物に水をまくために雨水を再利用したり、駐車場からの収入は公園の運営と維持の資金に利用されている。また、ロイヤル・デンマーク・オペラの屋上にある太陽光発電で、駐車場、温室への電力供給を行い、自然と共生しながら、持続可能な公園運営を目指している。

https://www.operaparken.dk/en/
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タイタニック号の体験型展示(スペイン)

5/7/2025

 
スペインのマドリッド市にあるMadrid Artes Digitales(MAD)は、デジタルを利用した様々な体験型の展示を企画・運営している。過去には、ポンペイやツタンカーメンの体験型展示を実施し、成功を収めてきた。彼らの最新プロジェクトは、タイタニック号で、展示会場ではタイタニック号の船内がプロジェクションで再現されている。また、VRセットを装着し、20世紀初頭のタイタニック号の乗船を体験できる仕様だ。乗船後はオーケストラの演奏を聴いたり、タイタニック号の様々な部屋を回ったり、当時の乗客の話を聞くことができるようになっている。また、タイタニック号の最後の沈没の様子も知ることが出来る。最新の展示は、現在、マドリッドで開催中で、ロンドン、チューリッヒ、ウィーン、ミュンヘンでの開催が予定されている。

https://madridartesdigitales.com/en/exhibitions/the-legend-of-the-titanic/

フェーマルン・ベルトトンネルは2029年完成予定(デンマーク)

4/30/2025

 
フェーマルン・ベルトトンネルは、バルト海にある、幅18キロメートルのフェーマルン・ベルト海峡を横断するもので、デンマークのロラン島とドイツのフェーマルン島の間が結ばれる。このトンネルが開通すると、北部ドイツとデンマークのコペンハーゲンへ、鉄道と高速道路の直接連絡が実現し、両国間の移動時間が短縮化される。建設は2020年に始まり、現在の予定では2029年に完成する予定。沈埋トンネルの工法で建造されており、計画時点で全長17.6キロメートル、これまで建設された最長の沈埋トンネルとなる。デンマーク側のロドビハウン市にはPilen Viewpointというトンネルの建設を見学できる場所が2025年3月6日に開設され、開設から1ヶ月で1万人以上が見学に訪れたという。

​https://femern.com/


2030年までにリスボンとマドリッド間を高速鉄道の開通を予定(スペイン・ポルトガル)

4/21/2025

 
スペインのマドリッド市とポルトガルのリスボン市の間に新しい高速鉄道の開通に関して、欧州委員会が正式に承認する予定であることを発表した。2030年にポルトガルとスペインが共同でワールドカップを開催することが決定しており、それに合わせて開通させることを目標としている。現時点では、マドリッドーリスボン間を鉄道で移動しようとする場合、最大4回の乗り換えが必要で、12時間かかるとされている。現在計画されている高速鉄道が開通すると、マドリッドとリスボン間が3時間で結ばれることになる。テージョ川に架かる3番目の橋の建設により、マドリッドとリスボン間に直通電車が走ることが可能になるとされている。

​https://www.railtech.com/all/2024/11/15/spain-portugal-commit-to-madrid-lisbon-hs-line-by-2030/?gdpr=accept

ミラノサローネ国際家具見本市の開催(イタリア)

4/14/2025

 
4月6日から13日までイタリアのミラノ市にて、ミラノサローネ国際家具見本市が開催された。本年度は、302,548人の来場者を記録し、37カ国から2,103社が出展した。ミラノサローネの文化プログラムでは、「光のライブラリー」が展示され、95,300人が訪れた。本展示では、ブレラ美術館のコルティーレ・ドノーレ(名誉の中庭)をライトアップし、知識の価値に賛辞を贈ったエス・デブリン氏がインスタレーションを行った。他にもロバート・ウィルソン氏によるスフォルツェスコ城のピエタ美術館で開催された「Mother(マザー)」や見本市会場内で行われたアカデミー賞受賞監督パオロ・ソレンティーノによる「La dolce attesa(甘い期待)」のインスタレーションも人気を博した。

​https://www.salonemilano.it/en

90 Little Book Stopsを開設(イギリス)

4/7/2025

 
ロンドンに本拠を置くイギリスの出版社であるペンギン・ブックスは、同社の90周年を記念して、NPO法人Little Free Libraryと提携し、90 Little Book Stopsという新プロジェクトを立ち上げた。ペンギン社は、本プロジェクトを通して、読書の楽しみを祝い、幅広く読書の機会を提供したいとしている。本プロジェクトでは、協力してくれる地元のパートナーを探しており、また、Book Stopの設置場所についても意見を求めている。公園、駅など人が多く集まる場所も検討している。

​https://littlefreelibrary.org/2025/04/little-free-library-teams-up-with-penguin-books-to-grant-90-little-book-stops/
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聖テレサの生誕510年を祝した顔の科学的復元

3/31/2025

 
スペインのアビラで1515年3月28日に誕生したアビラのテレサまたはイエスのテレサと呼ばれるようになった聖女テレサの生誕510年を祝し、顔の科学的復元が行われた。テレサは、神秘主義思想を持ち、16世紀のスペインにおけるローマ・カトリック教会改革に尽力したと言われている。2024 年 8 月 28 日に聖テレサの遺体の身元確認が始まり、最新の技術を使用して、顔の科学的復元が進められた。イタリアのガブリエーレ ダヌンツィオ大学のルイジ カパッソ教授、ルッジェーロ ダナスタシオ教授、ヤコポ チッリ博士の責任の下、調査は進められた。顔の復元は、オーストラリアのビクトリア法医学研究所の法医学彫刻家ジェニファー・マン氏によって行われた。キエーティ大学から提供された人体測定データとX線に基づき、復元された。

​https://postocd.org/index.php/en/documentation-teresa-camilla-di-gesu-bambino/itemlist/user/42-superuser

ビョークのコンサート・フィルムが世界各国で劇場上映されることが決定(アイスランド)

3/24/2025

 
ビョークは、2019年5月から2023年12月まで行われた『コーニュコピア』のツアーの劇場公開を発表した。2017年発表のアルバム『ユートピア』、2023年発表のアルバム『フォソーラ』をベースにしており、音楽と演劇の融合で高い評価を得ているアルゼンチンの映像作家ルクレティア・マルテルが演出を担当している。劇場上映はマーキュリー・スタジオとのコラボレーションとなる。コンサート・フィルムは25ヶ国以上で約500館の映画館で上映されるとのことで、オーストラリア、ブラジル、デンマーク、ドイツ、スウェーデン、アメリカ、イギリスでの上映が決定しており、スペインでは5月8日に、カナダでは5月9日に、フランスでは5月11日に上映される。上映時間は1時間39分で、ビョークがキュレーションした3本のミュージック・ビデオも同時上映される。

​https://www.bjorkcornucopia.com/sign-up/

アタプエルカで100万年以上前の人間の顔の断片から2種の人間が居住していたことを発表(スペイン)

3/16/2025

 
スペインにあるアタプエルカは、2000年にユネスコにより世界遺産に指定された古生物学発掘現場の一つで、100万年以上前のヒト科の生物の存在や生活様式の証拠が集まっている。イギリスのUCLの考古学研究チームは、2022年にスペインの遺跡から発掘された成人の顔の左側を構成する顔の断片を2年間かけて詳細な分析を行い、その結果をNature誌に発表した。結果、更新世時代に西ヨーロッパに少なくとも2つの異なる種の人間が生息していることを証明し、ホモ属の進化について興味深い洞察を与えることになるとしている。

https://www.ucl.ac.uk/news/2025/mar/fragment-human-face-aged-over-one-million-years-discovered
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Fish Doorbell がスタート(オランダ)

3/9/2025

 
オランダのユトレヒト市などが中心に運営しているFish Doorbellプロジェクト2025が3月3日から動き出した。Fish Doorbellプロジェクトは、運河が多いオランダでは、閘門が閉じられていることにより、魚が河を遡ることができず、産卵が出来ないことを防ぐために考案された。ライブカメラを運河の閘門に設置し、河の上流に遡ろうとしている魚がカメラに映ったら、インターネット上のDoorbellを鳴らし、閘門を開けるように現地のスタッフに知らせる。世界中から本ライブ映像が閲覧されており、2024年度は250万ビューものサイトアクセスがあった。上流に遡ろうとする魚には、ヨーロッパに生息するコイ科のローチ、ブリーク、イデ、キタカワカマスなどがおり、これらの魚を見つけたら、Doorbellを押す。これによって、河を綺麗にし、健全にしてくれている魚達を保護することができるとしている。4月頃から魚の産卵時期のピークを迎える。

​https://visdeurbel.nl/en/
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