https://www.paris.fr/actualites/paris-active-le-plan-canicule-de-niveau-3-6921
今週、ヨーロッパ各国を熱波が襲い、最高気温が35から40度以上になると予想されている。冷房が完備されていない建物が多いヨーロッパでは、熱波により高齢者や幼児が健康被害を受けやすい。フランスでは、2003年の熱波で14000人以上もの熱中症による死者を出した。パリ市は、今週の熱波を無事に乗り切る為に、熱波対策の警戒レベルを3まであげて色々な対策を講じている。冷房が効いている公共の建物を午後から一般市民に開放したり、噴水の水量や水の散布回数を通常より増やしたり、市民向けプールを夜10時まで開放したりする予定だ。
https://www.paris.fr/actualites/paris-active-le-plan-canicule-de-niveau-3-6921 現在、EUでは、スペインやイタリアの一部の暑い砂漠地域に適している集光型太陽熱発電の研究が進んでいる。集光型太陽熱発電とは、太陽光の熱を利用し蒸気を発生させてタービンを回転させることにより電力を得る発電方法である。この発電方法は蓄電できるというメリットもあり、これまでの自然エネルギーよりも将来性が見込まれている。一方で、集光型太陽熱発電は、砂漠地域では貴重な水を大量必要とする発電方法で、それが実用化へのボトルネックとなっていた。EUの助成金のもと行われている研究では、水を節約する研究が進展しており、今後3年以内の商業化が見えてきているという。 SOLWATTプロジェクト https://solwatt.eu WASCOPプロジェクト http://wascop.eu 1995年に始まったフランス西海岸にある世界遺産モンサンミッシェルの元の姿を取り戻すためのプロジェクトが、20年以上の時を経て形を成し始めた。今までは、モンサンミッシェルと本土を結ぶコンクリートの道路が潮の流れを遮り、島が海に浮かぶ元来の景観が損なわれていた。それが、Couesnonの古いダムを取り壊し、代わりに、河と海の8つの門からなるダムに切り替えたことによって、自然な水の流れに近づいてきたことも功を奏して、現在は潮の時に海に浮かぶ本来の姿を見ることができる。 http://www.projetmontsaintmichel.com/index_uk.html “Football for Friendship”(世界最大の天然ガスの生産供給企業であるロシアのガスプロム社が主催)のプログラムの1つであるサッカートーナメントの決勝大会が、5月28日から6月2日までスペインのマドリッドで開催され、60カ国以上から百人以上の子供達が参加した。Football for Friendshipは、世界中の子供達がサッカーを通して友情を育み、異文化へ理解やサッカーの基礎技術を学ぶことを目的に2013年より始まった国際プロジェクトで、ドイツの伝説的サッカー選手のフランツ・ベッケンバウアーがアンバサダーをつとめている。Football for Friendshipは、サッカーをプレイする機会の他にも、子供達が自分達で大会を報道することでジャーナリズムを学べるプログラムなども提供している。 http://www.gazprom.com/social/supporting-sports/projects/football-for-friendship/ http://media.footballforfriendship.com/folders/ |
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