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使い捨てられた電気コードを使ったテキスタイル (イギリス)

6/28/2020

世界のファッション業界を牽引しているCentral Saint Martins College (ロンドン芸術大学) の2020年の卒業展にて、BA Fashionコースを卒業するルーマニア出身のデザイナーのSipa Alexandra氏が
「Romanian camouflage」と題されたコレクションを発表して注目を浴びた。廃棄された電気コードなどを材料に用いて、ルーマニアの伝統的なレース作りの手法で、美しいドレスやコート、ベストをデザイン・制作しており、廃棄物から高級ファッションのテキスタイルが創造された意欲的な作品群となった。

https://bafcsm.com/portfolios/alexandra-sipa
http://www.alexandrasipa.com
https://www.artsthread.com/profile/alexandrasipa/

DNA解析で見つかった支配者階級の近親婚の証拠 (アイルランド)

6/21/2020

アイルランドのブルー・ナ・ボーニャ -ボイン渓谷の遺跡群は、世界遺産にも認定されている世界的な新石器時代の遺跡である。そのなかでも特に有名な羨道墳の1つであるニューグレンジに紀元前3200年頃に埋葬された遺骸のDNA解析が行われた。その結果、親子か兄弟姉妹間の近親婚の可能性が示された。近親婚は人類史の中では稀であるが、神聖な地位にあった王族間では近親婚が行われていたことがあり、先史時代のアイルランドでも近親婚で支配階級を維持していたことが示唆された今回の研究結果論文は、6月17日にNatureに掲載された。

https://www.tcd.ie/news_events/articles/first-degree-incest-in-early-ireland-ancient-genomes-uncover-a-dynastic-elite-in-irish-passage-tomb-societies/

ケルン・ボン国際空港のドライブスルー画廊 (ドイツ)

6/14/2020

COVID-19の感染予防対策として、社会的距離を保つことが必須になっているドイツでは、100万人都市のケルンと、旧西ドイツの首都でもあったボンの、2つの都市の中間に位置するケルン・ボン国際空港にて、ドライブスルー画廊 (アートギャラリー) が一時的に設営された。空港施設の一部を使って50人のアーティストが約300作品を展示し、参加者は通常とは違う方法での美術鑑賞を楽しんだ。

https://www.rte.ie/news/newslens/2020/0608/1146121-cologne/

プラド美術館が再開館 (スペイン)

6/7/2020

COVID-19の感染拡大の影響で閉館していたスペインのプラド美術館が、6月6日に再開館した。COVID-19の感染対策として、入場には事前予約が必須となって入館者数が調整されており、また、入場者は熱が37度5分以下でマスクを装着していること、館内では２メートルの社会的距離を保つことなどのルールが定められている。現在、中央ギャラリーのみがオープンしているが、そこでは美術館の190を超える名作が集められた「Reunited」と称した特別展示を2020年9月13日まで見ることができる。プラド美術館の歴史の中で、これだけ多くの名作が一堂に介して見れることは初めてだという。

https://www.museodelprado.es/en
https://www.museodelprado.es/en/whats-on/exhibition/reunited/1027b51a-a7dc-4199-7ce6-5ff4a2710f74