https://schilthornbahn20xx.ch/
スイス中部ベルナーオーバーラント地方のシュテッヘルベルク(Stechelberg)とミューレン(Mürren)の間に、世界一急勾配のロープウェイが12月14日に開業した。新ロープウェイは「シルトホルン鉄道20XX」プロジェクトの1つとして建設された。最終的には、シュテッヘルベルク=ミューレン=ビルグ=シルトホルン間の3区間が開通予定で、ジェームズ・ボンド映画「女王陛下の007」(1969年)に登場した「ピッツ・グロリア」として有名なシルトホルンへのアクセスを可能にする。ミューレンフルー(Mürrenfluh)は、ほぼ垂直の絶壁で、最大勾配159.4%(角度58度)のロープウェイが片道4分で昇降する。ロープウェイの移動距離は約1194m、標高差775mで、シルトホルン鉄道(Schilthornbahn AG)が運営する。急傾斜でもキャビンがケーブルにぶつからないよう、キャビンを吊るアームは長さ11mに及ぶ。ビルク(Birg)までの片道料金は大人79フラン(約1万3600円)となっている。 https://schilthornbahn20xx.ch/ 10月15日にパリーベルリン間の列車のチケット発売が公表され、12月16日から運行が開始された。ドイツ鉄道のDB、フランス鉄道のSNCFにより、パリーベルリン間が約8時間で結ばれることになる。ベルリンを朝11時45分に出発すると、パリには夜の7時55分着、パリを朝9時55分に出発し、ベルリンには夕方6時03分に到着する時刻表となっている。フランスのストラスブール、ドイツのフランクフルトを経由する。チケットは60ユーロからスタート。最高速度は時速320キロまで到達する見込み。
https://about.visitberlin.de/en/press/press-releases/visitberlin-welcomes-new-ice-direct-connection-between-berlin-and-paris フランスのパリのノートルダム大聖堂が2019年4月の大規模火災で損傷してから5年。2000人もの職人たちが結集して修復し、12月8日に一般に再オープンした。消火活動に従事した消防士と修復に取り組んだ作業員にささげる一連のミサが、6カ月にわたって開催される予定。これまで通り、ノートルダム大聖堂への入場は無料で、12月初旬に公式ウェブサイトの予約システムが公開されて、オンラインで時間枠を予約できるようになる。予約なしで入場する場合は、2〜3時間待ちと言われている。新しい見学順路は、中央の「最後の審判」の門をくぐり、時計回りに進むようになっており、旧約聖書とキリストの生涯を描いた絵画や彫刻を経て、キリストの復活に続くようになっている。
https://www.notredamedeparis.fr/en/reopening/ |
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