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人工雪で冬を楽しむ (ノルウェー)

1/28/2020

記録的な暖冬となっているノルウェーのオスロでは、年明けの1月2日に気温19度を記録した。例年であれば、1月は氷点下で雪が降り続き、冬の風物詩でもある雪景色の中で雪遊びをする子供達をあちこちで目にすることができるが、今年は記録的な暖冬で雪不足が深刻化している。その為、現在オスロでは、人工降雪機を使って子供達が雪で遊べる環境を用意している。ノルウェーでは、人工降雪機でパウダースノーを作り出す研究が進んでおり、スキー場では、最新の人工降雪機を使ってゲレンデをいつでもパウダースノーの状態にする試みが始まっている。

https://www.bbc.com/news/world-europe-50971446
https://www.euronews.com/living/2020/01/24/norway-has-run-out-of-snow-so-they-re-making-it-artificially-instead
https://www.visitnorway.com/things-to-do/great-outdoors/skiing/alpine-skiing/snow-guarantee/

チューリップの日 (オランダ)

1/20/2020

1月16日に、オランダ国内のチューリップ栽培農家たちが、アムステルダム旧市街の中心部に位置していて王宮や歴史あるGothic建築の教会に面している『ダム・スクエア』というオランダを代表する広場に、無料で摘み取ることができるチューリップの庭園を造り、広場が色取り取りのチューリップで埋め尽くされた。オランダのチューリップシーズンは、『チューリップの日』と呼ばれる1月の第3土曜日に、ダム・スクエアでのこのイベントと共に始まり、4月の終わりまでが最も多くの種類のオランダのチューリップが世界中の花屋やスーパーマーケットの店頭に並び、その数は17億本にもなる。チューリップの日にダム・スクエアで開かれるこのイベントには、「オランダのチューリップで世界中の家庭に春を届ける」という思いが込められている。
https://tulpentijd.nl/en/

工業3Dプリンターとロボットのハイブリッド材料製造加工機の開発 (スペイン)

1/15/2020

スペインでは、現在、『KRAKEN』と呼ばれる材料製造加工機械の開発プロジェクトが進められている。工業用ロボットが3Dプリンター技術を使ってレチンやアルミニウムなど加工の難しい材料を0.1ミリ単位の正確さで造形し、加工速度は従来の製造工程より40％早くなり、費用も30％削減できるとしている。プロジェクトは、自動車産業、航空機産業、建築業などに導入活用してもらうことを目指している。

https://krakenproject.eu/

表紙がイラストのVogue1月号 (イタリア)

1/6/2020

Vogueイタリアは、環境に配慮した取り組みとして、写真ではなくイラストを用いた表紙デザインを1月号に採用した。写真を利用しない表紙は雑誌の55年の歴史の中で初めての試みとなる。Vogueイタリアのチームは、今回の試みは、環境配慮の面だけでなく、写真が多用されるファッション誌業界に芸術的な面でも変化を加えられて良いとコメントしている。なお、写真撮影を行わなかったことで浮いた費用は、昨年に洪水で大きな被害が出た水上都市ヴェネツィアの学生支援団体に寄付する予定である。

https://www.vogue.com/article/why-fashion-illustration-matters-in-the-digital-age