1931年にフランスのピレネー山脈にあるマルスラ洞窟で発見された巻貝は、17000年前のホラガイで、発見当初は何かの儀式で用いられたカップだと考えられていた。フランスのトゥルース大学のGilles Tosello氏が、CTスキャンと医学用マイクロカメラでホラガイを再調査したところ、貝の頂点に穴が掘られているのが見つかった。Tosello氏は、その穴にマウスピースを繋げて楽器として使っていたと考え、その仮説を検証するためにホルン奏者に実際にそのホラガイを使った演奏を依頼したところ、ドとレの音が鳴った。17000年前に巻貝が楽器に使われていたことを立証したこの研究結果は、科学雑誌『Science Advances』に掲載された。
https://advances.sciencemag.org/content/7/7/eabe9510
https://www.bbc.com/news/science-environment-56017967
https://advances.sciencemag.org/content/7/7/eabe9510
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