現在、スロバキアとクロアチアにまたがるディナル・アルプス山脈では、野生の肉食獣と人間の共生を目指すプロジェクト『ディナルプロジェクト』が実施されている。対象となっている肉食獣は、一時的に絶滅危惧種となっていたが昨今の保護政策で頭数が戻ってきているクマ、オオカミ、オオヤマネコなどで、これら肉食獣の住んでいる森の環境が地球環境の変動によって変わってきており、人里との共存が課題となってきている。本プロジェクトでは、各個体の生態や動態を調べて生息地の調査・把握を行い、森の中に人の避難場所、人の安全な通路、クマから安全なゴミ箱などを確保し、人と野生動物が共に生活していくための方策の検討と実施が行われている。
https://www.carnivoradinarica.eu/en/project/project-carnivora-dinarica/
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